えいおにIBDログ

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管理栄養士 兼 クローン病患者のえいおにがクローン病に関する情報を発信します!

【クローン病の治療】入院経過報告⑤ 2019.9.5-9.26入院まとめ

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こんにちは。管理栄養士兼クローン病患者のえいおにです。

3週間の入院を経て退院となりましたので経過を記録しておきます。

入院中の経過

入院初日(9月5日)

CRP 3.17mg/L

入院直後に首から中心静脈ルートを留置し絶食へ。

もともと新薬の治験を行っていたためまずは絶食で様子観察するも、CRPは下がらず。

9月10日

CRP 4.88 mg/L

9月11日

CRP 4.33 mg/L

9月12日

治験を中止しエンタイビオ投与開始。

腹痛などクローン病の自覚症状としての改善はなし。

9月17日

CRP 5.11mg/L

エンタイビオ投与後から出現していた顔の発赤とニキビのため皮膚科受診

9月18日

炎症反応の改善乏しいためステロイド点滴40mg/日で開始。

9月20日

CRP 2.26 mg/L

9月24日

CRP 1.23 mg/L

9月25日

2回目のエンタイビオ投与。自覚症状の変化はなし。顔の赤みもみられない。

ステロイド点滴40mg→プレドニン内服30mgへ減量。中心静脈ルート抜去。

9月26日

退院

クローン病治療における絶食の効果

一般的にクローン病では腸管の炎症を抑えるために絶食が有効とされています。

このため今回の入院でも栄養確保は点滴で行い、絶食で腸管の安静を保つことに。

軽い炎症であればこれでCRPが下がってくるのですが、僕の場合はなかなか頑固な炎症なようで絶食だけでは改善は乏しい状態でした。

クローン病に対するエンタイビオ導入の効果

今回の入院で、クローン病に新しく認可されたエンタイビオの投与を開始しました。

1回目が9月12日。2回目が9月25日です。

レミケードやヒュミラとは違い、炎症成分自体を抑える効果はないため投与直後の劇的な改善効果はわかりませんでした。

投与スケジュールとしては

1回目

2週間後に2回目(今ここ)

4週間後に3回目

8週間後に4回目

以後8週間ごとに投与

の予定。

 

ゆっくりと効果が出てくる薬剤ですが、2回目時点では変化はありません。

 まとめ

エンタイビオとステロイドを開始しなんとか炎症反応は改善し退院することができました。

とはいえ、入院中の3週間は食事を食べていませんし、ほとんどがベッドの上での生活だったため体力も落ち気味。

来週までは自宅でゆっくり過ごし、固形物の摂取と体力の回復を図っていく予定です。

あと4日で仕事(デスクワーク)に耐えられる程度の体力を目指したいと思います。