えいおにIBDログ

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管理栄養士 兼 クローン病患者のえいおにがクローン病に関する情報を発信します!

職場復帰と経過報告【ブログ/2019.9.30-10.6】

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こんにちは。管理栄養士兼クローン病患者のえいおにです。

3週間の入院後、満を持して職場に復帰しました。

体力は思ったより落ちており、さらに状態もあまりよろしくない。

本当はもっと頻繁にブログを更新したかったのですが、今週は身体の回復を優先させるためブログがおろそかになってしまいました。

申し訳ありません。 

退院後の経過

9月30日(職場復帰初日)

プレドニンのせいか緊張のせいか普段の起床時間より1時間早く目が覚めた。

思った以上にすっきりと起きてしまったため2度寝もできず早めに仕度をして出勤。

始業の1時間前に着いたので事務所にはもちろん誰もいない。

制服に着替えているとパートのおばちゃんが出勤。

「お帰り!元気になった?」の言葉か心に刺さる。

ごめんね。元気になる病気ではないんだよ…。

心配させないように心の中でそう思いながら元気になったフリをした。

勤務開始10分前になるとほかの管理栄養士たちが次々と出勤。

一人一人に挨拶をしながら、心の中ではどう思われているのだろうと不安が募る。

自分が休んだことによる謝罪と休ませてもらった感謝を仕事で返そうと思った。

 

病棟に行くとお世話になっている看護師さんたちも心配してくれていた。

患者さんたちは1か月で半分くらい入れ替わったかな。

復帰の挨拶と患者さんの経過を追うだけで1日があっという間に過ぎてしまった。

 

結局昼はエレンタールだけ。夕飯はお粥と具なしの茶碗蒸し。

食事をしたら急に眠気が襲ってきたのですぐに風呂に入り、復帰初日が終わった。

10月1日(職場復帰2日目)

今日も変わらず1時間前出勤。

昨日と違うことと言えば疲れすぎて朝までぐっすり眠れたことくらいか。

夜間帯の患者さんの状態をカルテで確認しながら始業の時間を待つ。

 

8時20分勤務開始前の朝礼。科長からパートさんが一人休むことになったと報告があった。

シフトを確認すると各々予定があり、手の空いている者といえば復帰後で軽めの仕事を付けてもらってる僕くらい。

・・・やるしかないよね。そっと手を上げた。

 

午前中はいつも通り病棟での栄養管理。

午後からは厨房に入って食事の盛り付けは配膳などのお手伝い。

やっと生活に慣れてきた状態でのこの仕事はきつかったけど、動いたら動いた分だけ体力が戻ってくる気がした。

 

本日も昼はエレンタール

昨日が糖質+少量の脂質だったから、夜は糖質+食物繊維にしよう。

冷凍うどんや乾麺はコシがあるからと思い、コンビニで茹で麺を購入。

柔らかーく煮込んだうどんに白菜と玉ねぎを入れた。

うどんってこんなに美味しかったんだと噛みしめながら食べ進める。

10月2日(職場復帰3日目)

週の真ん中。体力もだいぶ戻ってきた。(・・・と自分に言い聞かせる)

今日の大仕事は患者さん個人に合わせたリクエスト食の提供。

入院期間が長い分、お楽しみ程度に週1回個人の希望に合わせた食事を作っている。

今日作るものは、ラーメン、ちらし寿司、サンドイッチ、天ぷら。

もちろん味見は少しだけするけど、お腹の負担にはならないように要注意。

それよりも問題なのは、1か月以上関わってこなかった味付けに触れて食欲が爆発しそうになったということ。

昨日まではエレンタールでやり過ごせたけど、今日の昼は空腹感で仕事が進まない。

コンビニに向かい、味噌汁とウイダーインゼリーを買って空腹感を抑えることにした。

 

夜に食べたものはお粥と豆腐の野菜かけ。

この日からやっと糖質+脂質+食物繊維が揃った食事へ。

量は少なめだけど少しずつ腸が食事に慣れていることを期待している。

 

…ちなみに、血便は定期的に続いている状態。

クローン病さん。お願いだからこんなに早く再燃しないでください。

10月3日(職場復帰4日目)

今日は特に忙しい仕事もなくゆっくりと一日を過ごすことが出来た。

血便続いているけど、小腸や大腸ではなく直腸付近の出血な気がする。

ドロッとした粘血便ではなく、さらさらとした鮮血便。

便に行っても行ってもすっきりしないしぶり腹の症状があるから直腸の炎症なのかもしれない。

10月4日(職場復帰5日目)

明日は休み。今日は休日前のラストスパート。

土日に患者さんの食事変更をしなくていいように昼ごはんの回診で一人一人に声掛け。

食べられているか、食べにくいものはないか、困っていることはないか。

毎日話はしているけど、改めて聞くといろいろな意見が出てくる。

お粥が食べやすいと思っていた人がご飯を食べたいって言ったり、

歯がないのに硬いお肉が食べたいって言ったり。

 

わかりましたよ。次のリクエスト食に期待していてください。

腕によりをかけておいしい食事を作ります。

だって、食べたくても食べられない人の気持ちは痛いほどよくわかるから。

10月5日(復帰後初の休日)

怒涛の一週間を終え、ゆっくりできる休日。

仕事の疲れからか昼過ぎまで寝てしまった。

 

ちびちびとエレンタールを飲みながら、

3時のおやつにはエレンタールゼリーを食べるという荒業を発揮。

 

夕方に向けてカツオと昆布のだしを取っておく。

一番だしは茶碗蒸しやお吸い物、二番だしは味噌汁に使う予定。

もちろん一気には食べられないので平日用に冷凍で保存した。

10月6日

昨日作った出汁で茶碗蒸しを作成。

とはいっても溶き卵を出汁で薄めレンジでチンするだけのお手軽料理。

お粥と茶碗蒸しだけでも出汁がしっかり利いているから満足感が得られた。

 

日中はYoutubeとHuluを観ながらだらだら。

休むことが明日の英気を養うんだ!と自己肯定感を高め全力でだらけていた。

一日で動いたのはトイレの往復くらいではないだろうか。 

まとめ

1か月のブランクを経ての職場復帰ということもあり、体力的にも大変な1週間でした。

でもやはり僕は管理栄養士という仕事が好きみたいです。

毎日が楽しく、仕事をさせてもらえることにとても感謝した1週間でした。

まだまだ体力的に不安なところはありますが明日からも一生懸命働きたいと思います。

 

長かった夏も終わり、10月になってようやく朝晩の風が涼しく感じてきました。

季節の変わり目はIBD患者さんが体調を崩しやすい時期でもあります。

「体調に注意して」なんて愚問かもしれませんが、無理はしないように。

くれぐれも僕のように窓を開けっぱなしで寝てしまわないようにしてくださいね。