【クローン病の治療】入院中の経過報告②
こんにちは。管理栄養士兼クローン病患者のえいおにです。
前回に引き続き入院中の経過報告をしていきたいと思います。
入院後の治療のおさらい
入院後に絶食+中心静脈栄養を開始。腸管を休ませて炎症を改善させようとしていました。
入院直後の採血ではCRP3.17。絶食+中心静脈栄養を開始していた入院5日目がCRP4.88。
絶食の効果も乏しく炎症は少しずつ上がってきてしまっていました。
それまでは治験薬での治療を継続していましたが、治療方針を変更。
9月12日にエンタイビオが開始になっています。
エンタイビオの効果と投与後の変化
エンタイビオを投与してからも腹部症状の変化はありません。
良くなっている印象も悪くなっている印象もなく自覚症状は乏しいです。
ちなみに9月17日の採血ではCRP5台と悪化傾向でした。
いずれまた作用機序については記事にするつもりですが、エンタイビオは腸管に炎症成分が結合するのを抑える薬剤です。
直接的に炎症を抑える薬ではないので効果がすぐにはでないのかもしれません。
お腹への影響はあまり感じないのですがひとつ変化があったことがあります。
それが顔面の発赤とニキビの発生です。
もともとプレドニンの副作用でニキビは出来やすかったのですが、エンタイビオを投与してから顔面全体がただれたように赤くなり、白ニキビがたくさん出来てしまいました。
エンタイビオはクローン病で認可されてから日が浅い薬剤。そのため副作用の報告も少ないようです。
主治医曰く「腸管からの炎症成分吸収が抑えられるだけで、その炎症成分がどこに行くかは分からない。」とのこと。
個人的には、腸管に吸収されなかった炎症成分が顔にいっても不思議ではないかなと思っています。
いずれにせよ、エンタイビオはまだ良い効果を発揮してくれてはいません。
今後の治療方針
エンタイビオの効果がまだ乏しいこと、絶食でもCRPが下がらないこと、顔面の発赤が炎症の可能性があることを踏まえ9月18日からプレドニン点滴が開始になりました。
その量40mg。
…多いですよね。炎症は治まるでしょうけど、ムーンフェイスなど副作用が怖いです…。
個人的にはステロイドで良くなりすぎると空腹感から食事療法がおろそかになってしまうので、ほどほどの所で減量していきたいなと思っています。
さいごに
今日は入院報告②ということでステロイドを導入したことをご報告いたしました。
微熱は続いているしCRPもまだ高いので今後の治療に期待ですね。
入院中の経過はまた随時報告していきます。
ご覧いただきありがとうございました。